アラサーちゃん微修正

南青山のにわかサブカル

平昌オリンピック移動レポ(江陵)

2/10(土)、平昌オリンピックを観戦してきた。我々の行き先は「江陵スピードスケート競技場」。ネットでもインフラの甘さが記事になっているが、まさにその洗礼を受けてきたのでレポートしたい。どうかこれから行く方のお役に立ちますよう。

お目当ては2/10(土)19:50~スピードスケート女子3000m。結論から言うと、全く想定通りに移動ができなかった。もう、常に頭フル回転。素早い決断と代替案の検討が不可欠。仕事かと。ジャック・バウアーかと。

旅立ち前のあなたにおすすめしたいのが、maps.meというオフライン地図アプリ。Googleマップのオフラインダウンロードは、どうやら韓国はエリア対象外のようだ。日本にいるうちにmaps.meで韓国エリアをダウンロードしておきましょう。これが神アプリで後に役立つのであります。


▼当初の想定スケジュール~過去の自分に、甘いと言いたいver.~
14:55 仁川国際空港
17:00 ソウル駅発のKTXで江陵へ移動
18:50 江陵駅
20:00 スピードスケート観戦
なんとなくソウルに戻る
ソウルでごはん食べる
ソウルでGood night

 

▼現実
14:55 仁川国際空港
15:30 比較的スイスイ入国審査を終え、空港駅へ
16:00 空港の駅券売機が混雑しすぎてソウル行きの電車切符が買えない
※よって、17:00ソウル発のKTXを諦める。この時点でやばいと思い、江陵→ソウルの帰りの足を確保(23:00の高速バス)
17:10ソウル駅に到着
18:00 ソウル→江陵行きのKTXに乗車
19:48 江陵駅
20:30 スピードスケート会場到着、30分遅れて観戦
21:30 終了
22:15 江陵駅
22:30 江陵バスターミナルへ移動開始
23:00 江陵バスターミナル着
23:05 バス乗車
1:30 ソウル京釜(キョンブ)着
2:00 ホテル到着


…と、非常にシビアな展開となった。ここから詳細に反省しながらtipsをお届けしたいと思います。


◆空港→ソウル→江陵移動編

そもそもソウルに立ち寄ろうとしたのが間違いなのであります。「ホテルに荷物なんか置いちゃおうかな」と思っている方は今すぐその考えを捨て、空港から直接江陵に向かっていただきたい。

が、もし空港→ソウル→江陵で行く予定の場合は、いくつかトラップがあります。

トラップ①空港→ソウルの各駅停車と直通電車があり、切符売り場から違う
最初、各駅停車の方で切符を買ってしまい、直通の方で払い戻そうとしたら「各駅の方でやって」と言われてしまった。ガッデム。ただ、各駅停車と直通電車は15分くらいしか変わらないので、一旦落ち着いて、各駅停車に乗っても意外と大丈夫です。

トラップ②直通電車の切符売り場が長蛇の列
直通電車の窓口は長蛇の列。そしてその横にあるクレジットカード専用の自動券売機らしきものにトライするも、UI悪すぎ(乗車駅、降車駅、シートタイプなど色々選択させられるし、言語対応が部分的にできていないので謎すぎる)。なんとか最後まで選択するも、結局買えず。なんでやねん。と思ったら後にこんな記事を見かけました。自分だけじゃなかった。https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/column/murakami/news/201802100000436.html


万が一予約したKTX乗れなかった場合はウェブでキャンセル払い戻し可です。WiFi借りておくのがオススメ。私たちは予約しておいた17:00ソウル発のKTXに乗れないとわかったので、潔く諦めてウェブでキャンセル&払い戻しを受けました。そして奇跡的に空いていた18:00ソウル発のKTXを予約。

と、初っ端からトラップにかかりましたが、それもこれも空港→直接江陵へのKTXなら問題ないはずです。


江陵駅⇄オリンピックパーク移動編

トラップ③シャトルバス乗り場がわからない
江陵駅から少し歩いたところにあるようです。私たちは見つけられず、潔くタクシーで移動しました。が、オリンピック・パーク入り口付近までしか車をつけられないので、そこからスピードスケート競技場までは15分ほど歩きます。ちなみにお時間に余裕のある方は、駅から競技場まで徒歩30分くらいでも行けます。シャトルバスは7分おきに出てるとの情報を見かけましたが、バス待ちの時間でやきもきするようであれば徒歩もおすすめ。徒歩ってもんは確実に着きますからね。

ちなみに帰りは、人の波についていくと一応シャトルバス乗り場にたどり着けました。(ヒュンダイがスポンサーしている的な小さい乗り場です)ところが、10分位待ってもバス来ず。イヤな予感しかしなかったので、歩いて駅まで行きました。待ってれば乗れたのかもしれないけど。

◆江陵→ソウル移動編(重要)

トラップ④KTXのチケットが売り切れ

「帰りの時間読めないしな~電車はなんとかなるかな~」なんて完全に甘ちゃんだった我々、帰りのKTX予約してないのは論外でした。まぁ、行きの電車の時点で流石に気づいてました。これは帰りの足を予約しなければ、江陵で凍死不可避であると。ネットで帰りのKTXを予約しようとするも、もちろん満席で予約できず。twitterで「立ち席(自由席)がある」との情報を見かけましたが、ネットでは買えない模様。駅の自動券売機でも買えませんでした。もしかしたら窓口で買えたのかもしれませんが、言うまでもなく長蛇の列につき断念。

トラップ⑤代替手段高速バスの予約画面ハードル高すぎ

KTXの自由席は望み薄とわかった時点で、高速バスをネットで発見し、予約しました。ところがその予約画面にこれまたトラップあり。まずカードの種類、何故か韓国と中国の現地カード会社しか選択できない。焦らず「其他」を選択し、お手持ちのVISAとか普通のカード番号を入力すれば大丈夫。
ところが次なるトラップ、なんと、韓国の有効な携帯電話番号がないと購入ができない。これには困った。なので、宿泊先のAirbnbのホストに連絡し、電話番号を貸してもらいました。カムサハムニダ

トラップ⑥江陵バスターミナル、駅から遠すぎ
オリンピックの試合が終わりとりあえず駅に戻った我々。KTX自由席の望み捨てきれず、駅に戻ってしまったがコレが間違いだった。駅でKTXの自由席は無理だと確認し、インフォーメーションで「高速バスバスターミナルはどこか」と訪ねたところ、なんと駅から江陵バスターミナルまでは徒歩30分とのこと。そしてオリンピックゲーム終わりの車のいないタクシー乗り場には長蛇の列。バスの時間は23:05。現在の時刻22:30。腹くくってバスターミナルまで、大荷物極寒猛ダッシュチャレンジしました。外気温-10℃。神アプリmaps.meを開いたスマホを握りしめ、かじかむ手、感覚のなくなる耳。それとは裏腹にユニクロ極暖を着込んでいることによりとめどなく吹き出す汗。地獄とはここ江陵のことだったのか。あわよくば流れているタクシーを捕まえたい、、と思ったが、流れてるわけなし。ああ無情。心折れながら走って、なんとかバス間に合いました。

◆おまけ ソウル京釜→宿(弘大)までのタクシー
バスターミナル前のロータリーに潤沢にタクシー来るので大丈夫です。ただ、乗ったタクシーがめちゃんこ臭かったです。



●maps.me
https://itunes.apple.com/jp/app/maps-me-オフライン地図とナビゲーション/id510623322?mt=8


KTX予約サイト
http://www.letskorail.com/ebizbf/EbizbfForeign_pr16100.do;jsessionid=WChHPlRxAkf67GY8Tfui1mT114owh6atP8fsivq1nuVd5l5BM1w1HfsvsGTVj5Tn?gubun=1


●私たちが使ったバスこれです。
https://www.kobus.co.kr/main.do